2020年第2四半期スマートフォン用OLED出荷量8700万台に急落

UBIリサーチ(UBI Research)が発行した2020年第2四半期マーケットトラックよれば、第2四半期全体OLED出荷量は1億700万台で、前四半期の1億24百万台に比べ13.4%(QoQ)が減少し、2019年第2四半期1億28百万台に比べ16.6%(YoY)が減少した。COVID-19の影響により、OLEDを使用するセット機器の売上が減少したためである。

しかし、OLED市場を支持するスマートフォン用OLED市場は、市場全体に比べてCOVID-19の悪影響をより大きく受けたことが 現われた。

第2四半期スマートフォン用OLED出荷量は87万台で、前期(QoQ)に比べて17%減少し、前年同四半期(YoY)に比べて23.1%減少した。全OLED出荷量の低下に比べてスマートフォン用OLED出荷量の減少幅が大きい。しかし、スマートフォン用OLED出荷量の減少の原因は、rigid OLEDに集中している。

スマートフォン用OLED出荷量の減少幅が大きく現われにもかかわらずflexible OLEDは、昨年同四半期比38%も急成長した。

しかし、rigid OLEDの出荷量YoYは-40.3%で、前年同期四半期比急減した。

スマートフォン用flexible OLED増加量が急増してrigid OLED出荷量が急減した理由は、中国のスマートフォンメーカーがrigid OLEDを使用する中価額のスマートフォンの生産を減らし、flexible OLEDを使用するスマートフォン出荷量を増やしたからである。

劉備リサーチのイチュンフン代表によると、中国のスマートフォンメーカーがflexible OLEDスマートフォン出荷量を増やした理由として、第一には、最も高価なスマートフォンを販売するアップルの影響で、中国のスマートフォンメーカーもフラッグシップモデルはすべてOLEDを使用している。特に最高級仕様は、アップルとサムスン電子が使用するplusまたはmaxという名称を使用して、スマートフォン市場で最も認知度が高いアップルとサムスン電子と並ぶ製品を作っていることを真似している。第二の理由は、中国のディスプレイメーカーのOLEDの製造技術の向上で、サムスンディスプレイのOLEDと同様のパネルを生産するようになった点である。特に中国パネルメーカーのサムスンディスプレイの60%の価格でパネルを供給しており、中国のスマートフォンメーカーがflexible OLED選択の幅を増やしてくれたからである。第三の理由として、中国のパネルメーカーが低価格で、中国のパネルメーカーがOLEDを供給することができている理由は、中国政府の支援金政策があるからである。

イ代表は、中国のスマートフォンメーカーのOLEDの使用量の増加により、OLED産業はさらに活性化だろうが、中国のパネルメーカーの生産量の増加により、これまでスマートフォンOLED市場で独占的地位を維持していたサムスンディスプレイのOLED事業は成長が止まる可能性がていることを懸念した。