2017 OLED Manufacturing Equipment Annual Report
- 今後5年間、全体OLED装置市場規模は849億米ドルになる見通し
- 韓国と中国パネルメーカーによる装置への投資規模は全体の90%を占有
UBI Researchが発刊した『2017 OLED製造装置アニュアルレポート』は、全体OLED装置市場規模は、2017年から2021年の二年間で、総849億米ドル(約93兆ウォン)になると見通した。2017年にはOLED装置へ164億米ドル(約18兆ウォン)規模の投資を行うという。
OLED装置市場を分析するために、装置を工程別にTFT、OLED、封止(Encapsulation)、セル(Cell)、モジュールの五つに分類した。各工程別の物流装置と検査装置を含む投資費用を計算し、タッチパネル関連装置は市場分析から除外した。
UBI Researchチャン・ヒョンジュン先任研究員は、OLED産業をリードしている韓国パネルメーカーによる継続的な投資を中国の後発パネルメーカーによる大規模投資から、韓国と中国がOLED装置市場をリードすると見込んだ。
本レポートで、国家別OLED装置市場は、2017年から2021年まで中国が全体の48%、韓国が全体の42%を占め、この二国がOLED装置市場をリードすると予想される。韓国と中国は2017年と2018年に、328億米ドル(約36兆ウォン)の大規模投資を行うと予想される。
韓国では、Samsung Displayが、自社のギャラクシーシリーズと米国Appleに採用する中小型OLEDラインへの投資を拡大し、LG Displayは、大型OLEDラインと中小型OLEDラインへ同時に投資している。中国では、BOEとCSOTがOLEDラインへ積極的な投資を行うと見込まれており、特にBOEは2017年から中小型OLEDラインへ毎年3万枚以上投資すると予想される。
2017年から2021年まで工程別OLED装置の市場占有率は、TFT装置が45%、OLED画素形成装置が17%、封止(Encapsulation)装置とセル装置が各々13%、モバイル装置が12%になると見込んだ。今後フレキシブルOLEDに対する需要は大きく増加すると見られており、セル装置とモジュール装置の市場占有率は、全体の25%まで拡大し、一層重要なると予想される。
Coverage |
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1. 工程分析(基板、TFT、OLED、封止、セル、モジュール)
2. 主要パネルメーカーの投資動向(韓国、中国、日本、台湾) 3. 市場トレンド
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Contents |
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1. エグゼクティブサマリ
2. 基板及びTFT工程分析 3. OLED画素工程分析 4. 封止(Encapsulation)工程分析 5. セル工程分析 6. モジュール工程分析 |
7. 主要パネルメーカーの装置サプライチェーン 7.1 Samsung Display 7.2 LG Display 7.3 まとめ 8. 主要パネルメーカーの投資動向 9. 装置市場展望 10. 装置メーカーマトリックス |
今後Contentsが変更となる場合があります。
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