2020年上半期OLEDの実績の分析

今年1月から全世界に拡散された新型コロナは、OLED産業にも悪影響を及ぼしたことが分かった。UBIリサーチ(代表取締役イチュンフン)の[2020年OLEDディスプレイ半期報告書]によると、2020年上半期OLED全体出荷量と売上高は、それぞれ2.31億個と132億ドルであり、前年同期の出荷台数2.3億台と、売上高138億ドルに比べて出荷量は百万個増加したが、売上高は6億ドルが減少したことが分かった。

出荷の増加に比べて売上高が減少した理由は、ウォッチ用OLEDは出荷量が増えたが、スマートフォンとTV用OLEDは減少したためである。ウォッチ用OLEDは1H19には2208万台だったが、1H20は3348万台と大幅に増加してOLED出荷量の上昇を助けた。しかし、スマートフォン用OLED市場は1060万台が減少した。サムスン電子が今年上半期に発売したGalaxy Z Flipによってfoldable OLED市場は大幅に上昇した。

<主なアプリケーション製品別OLED出荷量>

今後パネルメーカーのモバイル機器向けラインキャパ増加は2023年から鈍化するとみられる。2022年までは、中国企業の投資が維持されているが、スマートフォン用OLED供給過剰が続く状況で、これ以上の投資は期待しにくい。

サムスンディスプレイはA3工場のLTPS TFTラインをLTPO TFTラインに改造しており、全工場にY-OCTAが製造可能できるように切り替えたため、量産キャパは少しずつ減って2021年には9百万平方メートルになる見通しだ。

これにより、今年まで韓国の量産用基板面積が56.5%であるが、2021年からは中国が1%程度の量産キャパが多いと予想され、2022年以降は中国の量産キャパが50%を超えるものである。