第3四半期OLED市場分析と今後の展望

第2四半期にはSamsung Displayの稼働率が非常に低く、OLED市場実績は第1四半期より悪くなり、業界に緊張を引き起こした。稼働率低下は材料メーカーに直接的な影響を与え、今後、発注が行われると予想されているA5工場の投資が遅れる可能性があるためである。しかし、第3四半期からSamsung DisplayがGalaxy9とiPhone XS向けフレキシブルOLEDの生産を開始したことで、売上が急増した。第3四半期売上実績の71億3,000万米ドルより11億7,000万米ドル多い83億米ドルで、第3四半期の歴代最高売上を記録した。

<第3四半期AMOLED Market Track、UBI Research>

第3四半期の出荷量は1億3,000万個で、今年最高の売上を達成した。出荷量増大に最も大きく貢献した応用製品は、スマートフォン用OLEDである。Samsung Displayの販売量は、前四半期より1,500万個多い。次に出荷量が増加したのはウォッチである。Apple WatchとGalaxy Gearの新モデルが発売され、出荷量が大きく増加した。

LG DisplayはOLED TV市場の活況で、工場をフル稼働しても生産が追いつかない。歩留まりは既に85%に達している。第3四半期にはE4-1ラインの減価償却が終わり、第4四半期から黒字転換が期待されている。

2018年があと1ヶ月で終わる現時点で、2018年の売上は313億米ドルになると予想される。2017年の265億米ドルに比べ、18%の48億米ドルが増加することになる。第3四半期までの実績に基づく2019年の売上予測は、322億米ドルである。今年より2.9%程度増加した数値だ。Samsung Electronicsの注力製品であるGalaxy Sの販売が低迷した上、低価格モデルGalaxy JにOLEDの代わりに安値のLCDが採用されているためである。AppleはOLEDを大幅採用し、1,000米ドル以上のハイエンドスマートフォン用市場に集中する一方、Samsung ElectronicsはOLEDをLCDに変えるなど、250米ドル以下の低価格なスマートフォン市場に関心を寄せている。

 

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