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2019 Solution Process OLED年次報告書
インクジェットを使用しているソリューションプロセスOLED(sol OLED)は、TV用大型OLEDパネルとして主に開発されてきたが、最近のモニタ用ディスプレイ市場で脚光を浴び始めた。
スマートフォン用OLEDを製造するFMM方式の蒸着技術は、FMMのたわみ現象のため、基板を2分割または4分割して使用する。スマートフォンサイズのFMMをマスクフレームに10〜15枚貼って蒸着するため、20インチ以上の中型モニター生産時には面取数が少なく採算性が非常に低い。
これに比べてsol OLEDは、基板サイズとディスプレイサイズに関係なく、元の基板からOLEDを作製することができるので、量産性が非常に高い方式である。
最近ゲーム用モニターとして主に使われている27インチと32インチのOLEDパネルをFMM方式で製作すると、それぞれ4枚の生産が可能である。しかし、sol OLEDは、 基板を分割していないので、27インチは8枚、32インチは6 枚を 生産することができる。
したがって、今後のOLEDを製造する技術は、応用製品のサイズに応じて3つの技術が混在して使用することが予想される。スマートフォン用OLEDはFMMと蒸着方式、TV用大型OLEDパネルの製造は、オープンマスクと蒸着技術、そして25インチ以上のモニタはsol OLED技術に分けられる見通しだ。
現在のプレミアムモニター市場はLCDとRGB OLED、sol OLEDの3つの種類があるが、今後のプレミアムOLEDモニター市場はsol OLEDに置き換えになる。6世代級インクジェットラインが大量の投資がされると、ミドルエンドのモニター市場でもsol OLEDが主力製品で定着する予定だ。
UBIリサーチ(www.ubiresearch.com)が発行したソリューションプロセスOLED年次報告書によると、2023年に5.79億ドルの市場を形成すると予想している。この金額は、2023年にOLEDモニター市場の85.3%に相当する。
*レポートに記載された業社名。
Category |
Company name |
Panel | Samsung Display, LG Display, JOLED, BOE, CSOT |
Material | Dupont (LG chemical), sumitomo Chemical, Merck |
Manufacturing Equipment | LG PRI, Kateeva, SEMES, Tokyo electron, Sti, Unijet, NARAE NANOTECH, Epson |
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